アクセサリー作り≪ネックレス編≫
※『夜光貝磨き体験セット』はSeamam独自のオリジナル商品です。
セット内容や説明書の内容の無断転用転載を固く禁じます。
現在販売中の≪夜光貝磨き体験セット≫に付属の紐は、天然素材のコットンコードと、化学繊維のポリエステルコード使っています。
どちらも非常にしなやかで癖がつきにくく、多少の水洗いもОK。
アレルギーの心配もなく、革紐やチェーンの苦手な人も安心して使用できます。
紐の太さは、1mmと1.5mmがあり、長さはいずれも90cm弱です。
ビーズは、メタルビーズ、木(もく)ビーズ、ガラスビーズがあります。
ビーズを通すには少しコツが必要です。
<ビーズの種類>
研磨セット(紐セット)に付属のビーズには用途が2種類あります。
『飾り用ビーズ』と『スライド調節用ビーズ』です。
ドーナツ型の木ビーズは、紐の調節タイプが『ビーズスライドタイプ』の時に使います。
飾り用ビーズはお好みで使用してください。
<ビーズのバリを取る>
丸い木 ビーズの穴にはバリが残っている場合があります。
バリが大きいと紐が通りにくくなります。
必要に応じて、スライドビーズも穴の角(エッジ)を落としてください。
バリを落とす道具としては、
ドライバー・釘・ラジオペンチ・棒ヤスリ・先が金属製の細いボールペンなど。
注意
●ガラスビーズは割れてしまうのでバリ取り、または穴を広げることはできません。
●カッターやハサミなどの刃物は危険ですので使わないでください。
●丸木ビーズの穴を押し広げようとすると割れてしまうので注意してください。
<ビーズの通し方>
ビーズは折り端から通していくのが基本です。
通す順番は、スライドビーズ→飾りビーズ→貝パーツの順です。(ビーズスライドタイプの場合)
飾り用ビーズは簡単に通せますが、スライドビーズは穴を小さくしてあるので、紐を通すのが硬く、少しコツがいります。
また、コットンコードとポリエステルコードではビーズの通し方が変わります。
<コットンコード>
まず、折り端の先端を強くつまみ、細く小さくなるようにしっかりと折り目を付けて尖らせます。
折り端を短くなるように(5mmほど)つまみます。
短く持つことで、折り端の硬さがキープできます。
折り端の先端が潰れて膨らまないように、ビーズを回転させながらゆっくり通してください。
それでも通しにくい場合は次を参考にしてください。
<ポリエステルコード>
ポリエステルコードはとても柔らかい素材です。
折り端が膨らんでしまうので、手で通すことはできません。
ポリエステルコードに限り、ビーズ通し(釣り糸)を付属しています。
ビーズ通しをポリエステルコードの真ん中に引っ掛けます。
スライドビーズ→飾りビーズ→パーツの順で通していきます。
<紐を通すコツ>
ポリエステルコードのスライドビーズは穴を小さくしてあります。
釣り糸を使用しても、硬く通しにくい場合があります。
<折り端が硬くて通しにくい場合>
穴は直角に開いており、角が立った状態です。(緑矢印)
コードの折り端が通り易くなるように、穴の周り(角)を軽く削って滑らかにしてください。
釘やキリ、精密ドライバーなどが使いやすいです。
<釣り糸が掴みにくい場合>
釣り糸が滑って掴みにくい場合は、結び目を作って鉛筆などをひっかけて引っ張ると力が入ります。
釣り糸の結び目が滑ることがあります。硬く縛るか、2,3個結び目を作ると滑らなくなります。
貝パーツまで通せたら釣り糸は切って外します。
※コットンコードには『ビーズ通し』が付属していないので、必要な場合はご用意ください。
釣り糸はナイロン3号~5号が適当です。
紐の調節タイプを2種類紹介します
<ビーズスライドタイプ>
スライドビーズ→飾りビーズ→貝パーツの順に通します。
折り端を少し広げて輪を作り、切り端とビーズを通します。
左右の紐が均等になるように引っ張り、輪っかを軽く締めます。
この結び方は、『ひばり結び(カウヒッチ)』と言います。
ビーズが抜けないように、切り端を別々にかた結びします。
左右の長さをそろえながら、ひばり結びを本締めして完成。
紐の長さ調整は、スライドビーズを動かして調節します。
<結び目スライドタイプ>
スライドビーズは使いません。
飾りビーズ→貝パーツの順に通し、軽くひばり結びをします。
20cmほど左右の紐を重ねます。
相手の紐を巻き込みながら、結び目が相手の上を滑るように軽くかた結びをします。
左右同じ長さになるように結びます。
左右が合わない時は、貝パーツのひばり結びを一度緩めてから調節してください。
スライド用の結び目は、お好みの長さが決まってから本締めしてください。
きつく締めすぎるとスライドできなくなるので注意してください。
紐の長さ調整は、結び目を左右均等にスライドさせます。
外側(紫矢印)なら長く、内側(水色矢印)なら短くなります。
結び目の余りは5㎜ほど残してカットします。
<横穴パーツについて>
横穴パーツは、最初で紐1本をパーツに通します。
なので、ビーズは切り端から通すことになります。
切り端の先端は、まとまりが悪くビーズが通しにくいです。
飾りビーズは通せますが、スライドビーズは通しにくくなります。
注意:この場合、ビーズ通しの釣り糸は使えません。
スライドビーズが通らない場合は、紐の調節タイプを『結び目スライドタイプ』にしてください。
各種ビーズと紐と夜光貝パーツの組み合わせで、色々な表情が作れます。
自分色に仕上げてみてください。